園芸初心者の中には「木酢液って、よく聞くけど何に使うの?」「どういう効果があるかわからない」と気になっている人も多いのではないでしょうか?
木酢液(もくさくえき)は簡単にいうと、植物にとっていい成分でありながら、動物や害虫を寄せ付けないというメリットだらけの園芸グッズです。
最近では、100円ショップでも木酢液や木酢粒剤を取り扱っていますよね。
今回は筆者がダイソーの園芸コーナーで偶然見つけた木酢液を買ってきたのですが、説明書きなどがなくて使い方や効能がわからなかったので、調べた内容をシェアしたいと思います。
木酢酢・木酢液がどういったものかをはじめ、使う目的や使い方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「ダイソーの観葉植物」についてはこちらで紹介しています。
木酢液(もくさくえき)とは?
木酢液とは炭を焼くときに発生した煙を冷やして液体にしたものです。液体は茶色で、燻製のような香りがします。
LOVE GREENから引用
木酢液は基本的に希釈して使うものと覚えておく必要があります。
原液は強い酸性で、そのまま使うには濃度が強すぎるためです。使用する際は原液ではなく、希釈して使用しましょう。
また、希釈する濃度によって、木酢液の効果が変わってきます。
燻製のような鼻につく臭い。
臭いがかなり強いので、この臭いを嫌って動物が近寄らなくなるみたいです。
私が購入したダイソー木酢液の液体タイプはかなり独特な臭いで、室内に開封したペットボトルを置いてるだけでもかなり臭いTT(外に出しました)
自宅でペットを飼っている人や小さなお子さんがいるお宅では控えたほうがいいかも…?
木酢液はどこで買えるの?
筆者は100円ショップのダイソーでペットボトルタイプの木酢液を購入しました。
ダイソー大型店の園芸コーナー、栄養剤や除草剤などボトル系園芸グッズが置いてある売り場にありましたよ♪
今までは下記の粒剤タイプの木酢忌避剤しか見かけなかったのですが、ペットボトルタイプの木酢液をはじめて発見して即買い!
蓋にメモリなどはついていないので、希釈するときはちょっと不便かも。
つぶつぶとした粒剤タイプの木酢忌避剤もあり
このタイプは希釈する必要なくそのまま使えます。
>>ダイソーオンラインに商品あります<<
効果は30日程度持続しますので、一定の期間だけ使いたい人にはいいと思いますが、液体タイプのほうが使い道も多くコスパがいいと思います。
楽天などでも購入でき、お試しサイズ100mlを500円送料無料で購入できるものもあります↓
木酢液ヘビーユーザーなら、大容量4Lがおすすめ↓
そのほかの木酢液を探してみる↓
木酢液はどうやって使うの?
- 葉面散布
- 動物の回避
- 害虫対策
- 土壌改良
- 植物の育成促進
木酢液は、主に土の消毒や虫よけ、植物の育成促進に使われています。
ガーデニングや家庭菜園で困るのが、病気や虫による被害ですよね。
木酢液は天然成分でできていますので「無農薬栽培をしている」「農薬は使いたくない」という方も病害虫防除に利用できるおすすめのアイテムです。
木酢液の効果:土壌殺菌から生育促成まで幅広く使える
木酢液が植物や土にどのような影響をもたらすのか、まだ解明はされていないものの、さまざまな効果があると言われています。
- 0倍(原液使用) 強殺菌作用
- 0〜100倍 殺菌作用
- 200〜300倍 作物の生育抑制
- 500〜1000倍 作物の生長促進
木酢液を高濃度で使用すると、草花が枯れてしまうほどの強い殺菌作用があります。その一方で、苗を植える前の土壌改良には最適です。
また、低濃度で使用すれば、植物の免疫力アップを助けて成長を促したり、病害虫防除の役割を果たしてくれます。
その他にも、生ゴミの消臭効果などにも期待できます。
0倍(原液使用) 強殺菌作用
原液で使用することはほぼないと思ってください。
強い殺菌作用があり、雑草などの強い植物も枯れてしまいます。
0〜100倍 殺菌作用
木酢液を20〜30倍で希釈すると「土壌改良」ができます。
一度使用した土をそのまま使うと、病害虫の被害を受ける可能性が高くなるので、植え付けの2週間程度前から希釈した木酢液の殺菌作用で土壌を消毒しましょう。
木酢液は1週間〜10日程度で分解されますので、2週間も経っていれば木酢液による殺菌の影響を受けずに草花を育てることができます。
200〜300倍 作物の生育抑制
消毒するほどではないけど、雑草を生えにくくしたい・害虫避けをしたいという場合には、200〜300倍に希釈した木酢液を使いましょう。
この希釈倍率場合は、雑草の生育を抑制するほか、虫忌避効果がありセンチュウやアブラムシなどの害虫防除、犬猫・ヘビなどの害獣避けにも期待できます。
野良猫や地域ネコが花壇を荒らして困る…という方におすすめです。
400倍〜1000倍 葉面散布・土壌散布
400倍〜1000倍に薄めた木酢液は、葉面や土壌への散布に向いています。
だいたい10〜15日程度の頻度で散布しましょう。
希釈した木酢液を直接植物の葉面に散布することで、植物が健康になり生育を促してくれるそう。
土壌表面に散布する場合は、土壌中の有用微生物の増殖が促進に期待できます。有用微生物が増殖すると、病原菌が減少して植物が病気になりにくくなると言われています。
最初から高濃度にしてしまうと、葉に斑点がでたり調子が悪くなってしまうため、薄めから徐々に濃度をあげていきましょう。
希釈不要でそのまま使える散布用の木酢スプレーなども発売されてます。
なお、木酢液は農薬ではありません。
そのため収穫の〇日まで使用できる等の決まりはありません。
ただし、筆者が家庭菜園で利用する場合は、木酢液が分解されると言われている10日程度は散布から収穫までの日を置くようにしています。
500〜1000倍 作物の生長促進
500倍〜1000倍に薄めた木酢液は、2週間に1回程度の頻度で使用することで、植物の生育促進に期待できます。
木酢液はさまざまな有機物によって土壌の微生物を活性化してくれるので、定期的に与えることで植物を良いコンディションに導いてくれるのです。
木酢液を薄めた水は植物に吸収されやすく、ニームや他の薬剤を合わせて使えばそれらの吸収を高めると言われています。
木酢液の使い方を動画でチェック
園芸店に勤めるカーメン君ガーデンチャンネルで木酢液について解説してくれています。
木酢液の安全性を確認する現地調査も必見です。
木酢液は家庭菜園におすすめ
家庭菜園で育てている野菜や果物、ハーブなどは、口に入れるものなのでできるだけ農薬を使いたくないという方も多いと思います。
木酢液は天然抽出素材なので、農薬を使わずに家庭菜園をしたい人には特におすすめです。
虫や犬猫の被害がある場合には、対処するために色々な園芸資材を揃えるのも大変ですよね。
木酢液なら1つあれば虫よけ・病気予防・害獣避けなど複数の効果に期待できてコスパも抜群です♪
ダイソーの木酢液の使い方まとめ
今回は、最近ダイソーの園芸コーナーで見かけた木酢液を衝動買いして、使い方がわからなかったので用途や希釈倍率について詳しく調べたものをシェアしました!
天然成分なのに病害虫の防除だけではなく、犬やネコ避けにもなるのはありがたいですよね。
おそらくダイソーで新発売のペットボトルタイプは希釈倍率に注意する必要がありますので、用途にあった倍率で薄めるようにしましょうね♪
そのほかのおすすめ園芸記事はこちらです。
コメント